エスオーエンジニアリング通信ブログ

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技術者から見たエンジニアリングとは

2016年5月12日

初岡部長 人は、嬉しい・楽しい経験が2~3割、つらい・痛い経験が7~8割有れば、精神のバランスがとれると言われています。つらい・痛い経験の割合が多いのは、つらい・痛い経験が記憶に残り、二度とつらい・痛い経験をしまいと工夫する(知恵がつく)からです。たとえば、この繰り返しにより、人は赤ちゃんから大人に成長します。また、楽しい記憶は細かいことまで覚えていないことが多いものです。

 どの職種でも同じかと思いますが、エンジニアリングの業務も似たような所があり、順調に試運転が終わり、客先に引き渡した工事は、スムーズに事柄が進みすぎ、あまり印象に残りません。不謹慎(客先にご迷惑をかけ申し訳ありません)かもしれませんが、設計、製作、据付、試運転時にトラブルがあり、苦労したほうが、記憶に残り、また、予期しないトラブルの対応の為、自身の技術力も上がるものです。

 エンジニアリングの仕事は、量産品の設計製造とは異なり、基本となる設備の設計は出来ていますが、個々の機械仕様については、客先の要求により変更することがあり、同じ用途の設備でも細かな機器仕様や配置を替え進めていきます。設計時には、完成度100%を目指しますが、明確に答えが出ないことも多々あり、100%の結果を見込めるほうが少ないかもしれません。この場合は、経験値や過去の実績を参考にし、そのまま採用するか、変更するかの結論を出します。また、新たな設備にトライする時も、検討、経験が非常に大事であり、諸先輩方の実力の見せ所となります。

 現地では、少しでも気になる箇所がある試運転は神経が研ぎ澄まされます。心配な個所は何度もそれぞれ異なる方向から検討している為、トラブルなく終える事が多いですが、万が一トラブルが起こればどのような事が起こり得るのか、機器の破損は?人への被害は?復旧はどのようにするか?次の対策は?など、事前に頭に入れ現地で采配します。トラブルが起こる場合は、前回うまくいっているからあまり検討せず少しだけ変更して実施し、安心してしまった事柄が多いです(深く反省)。また、設計時などの苦労が実り、試運転時の緊張感や終わった時の達成感は格別です。

 

 最後に、エンジニアは、慎重に物事を進めていくことも大事ではありますが、石橋を叩き過ぎて、橋を割らないように注意し、何事にも恐れずトライすることが大事です。慎重かつ大胆な行動が求められ、そのためにも数多くの経験を積む努力が必要です。

 困難な内容にぶつかる事も多く、客先打合せ、見積り、設計、現場管理など業務内容が多岐にわたりますが、日本各地に出張に行け、新しい知識の出会や色々な経験(ドキドキ感もあります)や設備が出来上がったときの十分すぎる達成感などがあり、面白い職種です。

 興味がある方は一緒にやりませんか。老若男女募集中です!

 

記:本社 技術部長 初岡正英